こんにちは。スプラッシュトップ編集部です。
お客様と直接会って商談や打ち合わせをする営業職は、その職種柄テレワークの導入が難しいとされがちです。しかし結論からいえば、営業職でもテレワークを導入することは十分可能です。さらに、導入することでさまざまなメリットも期待できます。
今回は、営業職がテレワークを導入するメリット・デメリットと併せて、導入の流れや注意点を解説します。
営業職でもテレワークは実現できる?
営業職でもテレワークを導入することは可能です。
営業というと「直接客先に足を運び、対面で行なうもの」という印象が強いかもしれませんが、新型コロナウイルスの影響もあり、人との接触を避けたいと考える企業・担当者も多くなってきています。
また、近年ではICT(情報通信技術)も進化し、オンラインによる会議や打ち合わせが可能となったため、「訪問しない営業」も増えてきています。
実際、顧客先に足を運んで対面でコミュニケーションを行なう訪問営業について、現場では以前から疑問視する声がありました。
2019年にHubSpot Japan株式会社が行なった「日本の営業に関する意識・実態調査」によると、営業担当者が「業務内容のなかで無駄だと感じるもの」の1位は「社内会議(33.9%)」、2位は「社内報告業務(32.4%)」で、次いで「キーパーソンとの面会ができず再訪問(26.6%)」「日々の商談の移動時間(24%)」という結果に。
営業職のあり方は、コロナ以前から見直す必要があると思われており、今後はそういった動きがさらに加速していくでしょう。そうなれば、営業職でテレワークができない理由もなくなり、積極的な導入が進むと期待できます。
営業職がテレワークを導入するメリット・デメリット
メリット
営業職がテレワークを導入することで、実は企業にも大きなメリットがあります。代表的なものとしては以下の3つが考えられるでしょう。
- コストの削減
- 生産性の向上
- 人材が確保しやすくなる
テレワークを導入することで、直接客先に足を運ぶ必要がなくなり、移動にかかる時間・費用の削減が可能になります。オフィスと客先との往復にかかる時間を削減することで、時間を効率的に使えるだけでなく、労働時間全体の削減効果も期待できます。
生産性の向上も期待できるでしょう。例えば、営業資料の作成などで集中したい場合に、オフィスであれば電話対応や同僚に話しかけられることで集中が途切れることが考えられます。テレワークであれば周りに人がいないため、目の前の仕事に集中して取り組めるようになり、一人ひとりの生産性UPにつながります。
テレワークを導入すると、求職者に対して「柔軟な働き方ができる企業」であることをアピールできます。テレワーク導入により働く場所や時間の制限が緩和されれば、これまで出会えなかったより幅広い層の優秀な人材が集まりやすくなる点もメリットといえます。
デメリット
営業職におけるテレワーク導入はこのように多くのメリットがある一方で、次の3つのデメリットも存在しますので、導入の際には注意するようにしましょう。
- セキュリティ事故のリスクが高まる
- 従業員の管理が難しくなる
- ICT環境整備のコストがかかる
テレワークでは社外にデータを持ち出すことになるため、不正アクセスや情報漏洩などセキュリティ事故のリスクが高まる点はデメリットの一つです。営業資料や客先情報など機密情報の取り扱いには十分注意しなければなりません。
管理者はテレワーク中の従業員を管理することが難しくなります。直接働きぶりを確認できないため、どのように評価するか、どのようにフォローしていくか、などを事前に考え、テレワーク開始後も適切にマネジメントしていかなければいけません。
テレワークを実施するためにはICT環境の整備が欠かせません。しっかりとしたICT環境を構築・整備するためには初期投資に多大なコストを要することになり、この点もデメリットとして挙げられます。
営業職のテレワーク導入に必要なICT環境の整備
営業職でテレワークを導入するためには、具体的にどのようなICT環境の整備が必要になるのでしょうか。ここでは、最低限必要な3つを紹介します。
ノートPC・タブレット
営業職がテレワークを実施するために欠かせないのがノートPCやタブレット機器です。
内勤職であれば、自宅のPCから社内ネットワークに接続し、テレワークを行うことが可能ですが、移動することの多い営業職の場合は、持ち運びできるノートPCやタブレットが不可欠です。
テレワーク用の端末を会社で支給せず、従業員の私用端末を使ってテレワークを実施する場合は、特に徹底したセキュリティ対策を行なう必要が発生します。
コミュニケーションツール
社内・社外を問わずコミュニケーションを取る機会が多い営業職にとって、コミュニケーションツールの充実も欠かせない要素の一つです。メールだけでなく、ビジネスチャットやオンライン会議ツールも必ず準備しましょう。
ビジネスチャットはメールよりもリアルタイムにやり取りできるため、直接会話する機会が減るテレワークにおいて、細かい意識疎通をはかるツールとして重宝します。
加えて、オンライン会議ツールは映像を通してお互いの顔を見ながらリモートで会議ができるため、社内・社外を問わずに活用頻度が高いツールといえるでしょう。
取引先によってはオンライン会議ツールを指定される場合もあるため、その場合の対処方法も事前に決めておく必要があります。
営業支援システム(SFA)
SFA(Sales Force Automation)は、営業活動をより円滑に進めるための支援ツールです。
日本語では「営業支援システム」といい、営業活動を可視化するために用いられ、テレワーク中のチームでの案件共有や進捗共有を効率的に行えます。
SFAの具体的な機能としては、次のようなものが挙げられます。
- 顧客管理
- 案件管理
- 売上予測
- スケジュール管理
- 見積もり管理
- 日報・週報
テレワークでは、従業員同士の連携や業務の進捗状況などが把握しづらい傾向にあります。そのため、SFAはテレワークの実施を強力にサポートしてくれるツールといえるでしょう。
営業職のテレワークだからこそおすすめしたい“Splashtop”の魅力
リモートデスクトップソリューションの“Splashtop”は、外出先のノートPCなどのデバイスから会社のPCに接続して操作できるため、営業職のテレワーク実施においても多くの利点が存在します。ここでは、そのなかから特に魅力的な特徴について解説します。
初期コストを抑えてすぐに始められる
テレワークを実施するためにVPNの利用を検討する企業も多いと思いますが、VPNでテレワーク環境を構築しようとすると、相応な期間と費用が必要になります。
Splashtopであれば、専用アプリを端末にインストールするだけで、場所やデバイスを問わずすぐにオフィスにあるPCを操作できるようになります。また、VPNやVDIと比べると、大幅に初期費用を抑えることが可能です。
効果的な営業活動ができる
Splashtopは独自の画面転送技術によって、まるで会社にいるかのように会社PCを操作することを可能にしています。
そのため、商談中に先方から情報提供を求められた際に、「会社にデータがあるので、戻って確認します」と待たせることもなくなり、より効果的でスムーズな営業活動ができるようになるでしょう。
しっかりとしたセキュリティ対策が取れる
デメリットでも紹介したように、営業のテレワークでは特に情報漏洩やセキュリティ事故に配慮して、環境を整備する必要があります。
Splashtopは会社のPCに遠隔からアクセスし操作する仕組みのため、取り扱うデータや情報は常に会社PCのなかに留めておくことが可能です。テレワーク用の端末にはデータが残らないため、万が一紛失しても情報が外部に漏れるリスクを減らすことができます。
また、すべての通信がSSL/AES256ビット暗号化通信で行なわれており、2段階認証やデバイス認証などにも対応しているため、強固なセキュリティ対策を施すことが可能です。
まとめ
さまざまな業界・職種でテレワークが導入されていますが、営業職においてもテレワークは活用できます。
営業職がテレワークを導入することで、コストの削減や生産性の向上などの効果が期待できますが、ICT環境整備のためのコストやセキュリティ対策が欠かせない点には注意が必要です。
これらの注意点に関しては、リモートデスクトップソリューションのSplashtopを導入することで解決できます。Splashtopは低コストで容易に導入できるだけでなく、高セキュリティかつハイパフォーマンスな点も魅力です。
営業職でテレワークを導入する際には、“Splashtop”の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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