【解約前に要チェック!】
splashtopの
よくある解約理由と解決策

splashtopは現在40万⼈を超える法⼈ユーザー様にご利⽤いただいていますが、残念ながら契約更新をせずに解約されるユーザー様も⼀定数いらっしゃいます。

解約理由のほとんどがテレワーク⾃体の終了ですが、なかにはsplashtopの操作性や機能にご満⾜いただけなかったというケースも。

しかし、それらの解約理由は、実はちょっとした設定の変更等で解決できる場合が多いのです。

このページでは、よく寄せられる解約理由やご不満と、それぞれに対するご回答・解決策をご紹介します。

splashtopに不満を感じ解約を検討されている⽅は、解約に踏み切る前にぜひ⼀度、こちらのページをご確認いただけますと幸いです。

よくある解約理由

【解約理由①】動作が
重たい、遅い

「動作が遅くなることがある」「動作が重たく作業が進まない」など、動作に関する不満が理由で解約される方がいます。

実際に、サポート窓口にも動作に関する問い合わせをいただきますが、そのほとんどのケースが利用環境や設定の変更で改善されています。

以下で解決策を詳しく説明していますので、動作でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

【解決策】通信環境の改善

自宅やリモート先の通信環境を改善することで、splashtopの動作問題が解決された例は少なくありません。

splashtopはインターネットを介してサービスを提供しているため、快適な利用には安定した通信環境を確保いただくことが必要となります。

以下のチェックポイントで当てはまることがないか確認し、該当するものがあれば「→」に続く解決策を試してみてください。

モバイルデータ通信を利用している

光回線などの高速インターネットを利用

無線LANを利用している

有線LANを利用

PCやローカルネットワーク上でネットワーク帯域を大量に利用するアプリやサービスを起動している

それらの利用を停止

もちろん接続先である会社の通信環境に問題がある場合もリモートアクセスが不安定になります。接続元、接続先両方のデバイスで速度テストを行い、問題がないか確認を行うようにしましょう。

splashtopが推奨する速度と速度のチェック方法はこちらから確認できます。

【解決策】splashtopの設定調整

通信環境を確認し特に問題が見つからなかった場合は、splashtop側の設定を調整してみてください。

クライアントアプリ、ストリーマーのバージョンを確認

古い場合、バージョンを最新版にアップデートしてください。更新情報はこちらのページで確認できます。

クライアントアプリの設定を確認

クライアントアプリを開き、「ファイル」>「オプション」と進み、各種設定を確認します。「ネットワークが遅いときに表示品質を下げる」「リモート接続時に無地の背景を表示する」の両方にチェックをすることで接続が安定する場合があります。

リモート接続時に設定を確認

リモート接続時に上部に表示されるメニューから、「表示オプション」を開きます。

まずはFPS(フレームレート)の設定を確認してください。「高」になっている場合は「中」や「低」に変更して動作が改善されるか試してみましょう。

それでも改善されない場合は、「最高品質/オリジナル/最高速度」のなかから「最高速度」にチェックをしてみてください。

ここでは代表的な解決策を抜粋し紹介しましたが、以下の記事ではその他の対処法やOS別の解説も行っています。上記で解決されなかった方はぜひご覧ください。

<参考記事>
最高のパフォーマンスのための提案(Windows/Mac)
「ネットワーク接続が不安定」と表示された場合どうすればいい?
接続が困難な場合の対処法

目次へ戻る

【解約理由②】⾃宅のPCで
キーボードがうまく打てない

主に自宅のMacデバイスで会社のWindowsデバイスにアクセスする方から寄せられる解約理由です。

そもそもWindowsとMacでは、キーボードの配置や使い方が異なるため、完全に同じ操作を実現することはできません。そのため、会社と全く同じように操作をしたい場合は、接続先と接続元でOSを揃えていただくしかありません。

しかし、どんなOS・デバイスでも快適にリモートアクセスを利用いただきたいため、splashtopではキーボードを使いやすくするためのいくつかの機能を用意しています。

まだ試されていない方は、ぜひ以下を参考に実践してみてください。

【解決策】キーボードマップの設定を変更

「入力した文字が意図せず大文字で表示される」「文字が全く入力されない」という場合は、以下をお試しください。

▼設定方法
リモート接続時に上部に表示されるメニューから、「操作」を開きます。

「キーワードマップ」にカーソルを合わせると、「Splashtopマッピング」「代替マッピング」いずれかにチェックが入っていると思います。チェックが入っていない方にチェックをして設定を変更し、問題が解決したか確認してください。

上記で変化がない場合は、接続先・接続元PCを再起動して再度確認しましょう。

より詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。

【解決策】キーボードショートカット設定を最適化

より快適なキーボード操作を実現するため、接続元または接続先のどちらのショートカットを適用するかユーザーが決定できるように改良を行いました(Splashtop Business クライアントアプリ v3.4.8.3 以降)。

使い慣れたショートカットをそのまま利用いただくことができるようになったため、まだ試されていない場合はぜひご活用ください。

▼設定方法
リモート接続時に上部に表示されるメニューから、「操作」を開きます。

「キーボードショートカット」にカーソルを合わせると、「Splashtopショートカットを有効にする」「システムショートカットを有効にする」「入力解除のショートカットを有効にする」という項目が出現します。

項目をチェックすると、接続元(自宅PC)のショートカットが適用されます。つまり、会社PCがWindows、自宅PCがMacの場合は、Macのショートカットが適用されるようになります。

OS独自のショートカットについては「システムショートカット」が該当しますので、「システムショートカットを有効にする」にチェックすることで手元のMacやWindowsのショートカットで動作するようになります。

設定可能なそれぞれのショートカットの詳細は以下記事でご確認ください。

<参考記事>
システムショートカット/入力解除のショートカット
Splashtopショートカット

目次へ戻る

【解約理由③】会社のPCや
モニターの電源を切れない

セキュリティや電気料金の問題で、上記がネックとなり解約を検討される方もいます。

splashtopは接続先PC(会社)と接続元PC(自宅やリモート先)が画面情報の差分を転送し合うことでリモートアクセスを実現するため、会社のPCやモニターが起動している必要があります。

しかし、何かの不具合で会社PCの電源が急にオフになってしまった場合に、わざわざ会社まで電源を点けに行かなくてはいけないのは大変でしょう。

そこで、splashtopのサポート対象外ではありますが、遠隔から会社PCを起動させる2つの方法を紹介させていただきます。

またあわせて、会社PCのモニターには何も映さずに、splashtopを使用してテレワークを実現する方法も解説します。

【解決策】Wake-on-LAN(WoL)で
遠隔起動を実現する

Wake-on-LAN(WoL)はネットワークを通じてPCを起動する技術です。

splashtopには、このWoLを実行する機能が備えられています。(ただし、WoLを利用できるかどうかはお客様の環境に大きく左右されるため、splashtopのサポート対象外です)

以下にsplashtopでWoLを正常に動作されるために必要な条件を並べました。まずはご自身の環境がすべての条件を満たすか確認いただき、満たす場合はWoLをお試しください。

<splashtopでWoLを実行するための条件>

  1. コンピュータのBIOSがWoLをサポートしており、このオプションが有効になっていること
  2. Windows または Macの設定 が正しく行われていること
  3. PCがWiFiではなくイーサネットで接続されていること
  4. 接続先PCと接続元PCが同じネットワーク上にあること
  5. Streamer 3.0.8.3 以降のバージョンがインストールされていること

上記すべてを満たす場合は、こちらのページで紹介する手順でWoLを実行してみてください。

Wake-on-LANの概要や、Windows10での設定方法については以下記事でより詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。

<参考記事>
Wake On LANとは? 遠隔から会社PCの電源をオンにする方法や設定手順を解説!

【解決策】物理的に遠隔起動を実現する

WoLが使えない環境にある方も多いと思います。そこで、ここではWoLを利用せずにPCの遠隔起動を実現する方法を提案させていただきます。

最近ではスマート家電が注目を集めていますが、その一種である“SwitchBot(スイッチボット)”を活用することで、遠隔のPCの電源オンオフを実現することができます。

SwitchBotはスイッチやボタンを物理的に押してくれる指ロボットのようなものです。会社PCの電源部分にSwitchBotを設置し、スマートフォンアプリで操作することで電源のオンオフや長押しで強制シャットダウンも可能です。

実際にSwitchBotを使ってPCの遠隔起動を検証した動画がありますので、ぜひ御覧ください。

【解決策】仮想ディスプレイアダプタで
モニター電源オフを可能にする

会社PCのモニターを切りたい理由として最も多く聞かれるのが、テレワーク中のPC作業を会社にいるほかの社員や、外部の人に見られたくないというものです。

こちらも、上記で紹介した解決策と同様に、ツールを追加・活用することで解決が可能となります。

ご準備いただきたいのは、「仮想ディスプレイアダプタ」というデバイスです。これをHDMIポートに挿すことで、PCに外部ディスプレイに繋がれていると認識させることができます。

仮想ディスプレイアダプタを会社PCにセットし、何も表示されていない仮想ディスプレイのみを会社PCに映し出す設定をすることで、自宅の作業が会社側で見られなくなります。

詳細な設定については以下の動画を御覧ください。

仮想ディスプレイアダプタはだいたい数百円で購入ができますので、モニターの電源が切れないことで悩んでいる方はぜひ取り入れてみてください。

目次へ戻る

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

よくある解約理由やユーザー様から寄せられる不満の声に対して解決策等をご紹介させていただきましたが、ここに出ていないことでお悩みの⽅もいるかと思います。

そんな時には、ぜひ以下のFAQサイトやマニュアル動画を参照ください。また、製品サポートのお問い合わせ窓⼝もございますので、こちらもお気軽に活⽤いただけると幸いです。

もちろん、今のsplashtopの仕様や機能では補えない悩みもあるかと思います。しかしユーザー様から寄せられた要望は⽇々開発に反映し、更に満⾜していただけるよう改良を進めています。

splashtopは仕事から場所の制約をなくすことで、働く⼈を幸せにしたいと本気で考えています。

進化し続けるsplashtopを、今後ともよろしくお願いいたします。

目次へ戻る