経理のテレワークを実現するには? 課題と対策、導入のメリットを解説!

経理のテレワークを実現するには? 課題と対策、導入のメリットを解説!

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こんにちは。スプラッシュトップ編集部です。

急速に進みつつあるテレワークによる新しい働き方。しかし、業務内容によってはテレワークの導入が難しい部門も存在します。

代表的な部門の一つが経理部門で、テレワークの導入ができていないという企業も多いのではないでしょうか。

この記事では、経理部門でテレワークを導入するうえでの課題や、テレワークを導入するために必要なこと、テレワーク導入のメリットについて解説します。

・経理部門でもテレワークは実現できる?

・経理業務のテレワーク化における課題 紙文化を前提としたアナログ業務 セキュリティ対策 社内利用に限定された独自システム

・経理部門のテレワーク導入のメリット ペーパーレス化の促進 経費の削減

・経理業務のテレワーク化で必要なこと 請求書や伝票などのデジタル化 十分なセキュリティ対策

・まとめ

経理部門でもテレワークは実現できる?

経理部門は内勤のため、テレワークを導入しやすいように見えますが、実は導入のハードルが高い部門です。

請求代行サービスを運営するマネーフォワードケッサイ株式会社の調査(2020年4月調査)では、テレワークを週5日実施できている経理担当者は17%にとどまっていることがわかりました。

その理由としては、従来の紙文化による弊害とセキュリティ対策の問題が挙げられています。これらの課題に関してはのちほど詳しく解説しますが、テレワーク導入のハードルが高い経理部門であっても、ICTを活用すれば課題の解決は可能です。

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経理業務のテレワーク化における課題

テレワークが導入できるかどうかは、日々の業務内容に大きく左右されるものです。まずは、経理業務のなかからテレワーク化を妨げる要因や課題について解説します。

紙文化を前提としたアナログ業務

経理部門でテレワークが実現できない最大の要因は、紙文化を前提としたアナログな業務内容にあります。

会計ソフトの開発・販売を行う株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)の調査(2020年4月調査)によれば、経理担当者がテレワークの実現で課題と感じていることの1位が“紙でやり取りする業務がある”(76.9%)、2位が“ハンコを使う業務がある”(59.9%)でした。

この結果から、経理業務から紙とハンコを使う業務を取り除くことは、テレワークの実現に欠かせない要素といえるでしょう。

セキュリティ対策

経理部門はお金を取り扱う部門のため、情報漏洩などのセキュリティ事故に不安を感じる傾向が高いです。安全なテレワーク環境を構築するためには、しっかりとしたセキュリティ対策が欠かせません。

システムのセキュリティ対策だけでなく、人に対するセキュリティ意識の向上も重要です。テレワーク時に守るべきルールを策定し、テレワークを行う社員が遵守する必要があります。

セキュリティ対策と一言でいっても、脅威や脆弱性の種類は多岐にわたるため、あらゆるリスクを想定したうえで、全体的なセキュリティレベルを向上させることも大きな課題です。

社内利用に限定された独自システム

企業によっては、社内からのアクセスに限定された独自の経理システムを利用しているケースもあります。

この場合、テレワーク化のためにクラウドサービスに切り替えるのも一つの方法ですが、独自の経理システムをそのまま利用したいと考える企業も多いでしょう。

独自のシステムを社外から安全に利用する方法の検討・構築も、課題の一つとして挙げられます。

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経理部門のテレワーク導入のメリット

経理部門でテレワークを導入するにはさまざまな課題がありますが、導入することで得られるメリットも存在します。ここでは、経理のテレワーク導入のメリットを見ていきましょう。

ペーパーレス化の促進

「ペーパーレス化を実現したいが、いまだにできていない」という企業は多いです。ペーパーレス化は、紙代や印刷代が不要になりコスト削減につながったり、情報の紛失や劣化のリスクが減りセキュリティ強化につながったりと、企業にとって大きなメリットがあるといわれています。

経理部門にテレワークを導入することは、滞っていた社内のペーパーレス化を促進するきっかけになるでしょう。

テレワークで経理業務を行うと、請求書や伝票のデジタル化の必要性をこれまで以上に感じるようになり、ペーパーレス化が進みやすくなります。請求書や伝票は、経理部門以外でも取り扱うもののため、経理部門のテレワークによって会社全体のペーパーレス化の促進も期待できるのです。

経費の削減

テレワークを導入することで、通勤にかかる交通費やオフィスの賃料・備品費などを削減できる可能性があります。また、ペーパーレス化が進むことで、紙代や印刷代も大幅に削減できるでしょう。

会社経営の基幹部門である経理部門でテレワークが実現できれば、他の部門でも導入が進むことが予想され、結果として大幅な経費削減効果が期待できます。

経費が減ることで、煩雑な経費精算業務もシンプルになり、業務効率向上にもつながるかもしれません。

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経理業務のテレワーク化で必要なこと

最後に、経理業務のテレワーク化で必要なことについて見ていきましょう。経理部門におけるテレワークの実現には、先に挙げた課題を解決するために“請求書や伝票などのデジタル化”と“十分なセキュリティ対策”が必要です。

請求書や伝票などのデジタル化

経理部門でテレワークを実現するためには、各種帳票のデジタル化が必要不可欠です。また、領収書や請求書をPDFなどの電子データに変換することで、押印も電子データに置き換えることができます。

経理業務ではこれらの電子データを使用し、現物の領収書は別途管理を行うように切り分けることで、経理部門のテレワークを実現している会社が多いようです。

請求書や伝票のデジタル化のためには、クラウド会計ソフトの導入も検討するとよいでしょう。

マネーフォワードケッサイ株式会社の調査(2020年4月調査)によれば、経理担当者の42%がテレワークに必要なツールとして“クラウド会計ソフト”を挙げています。次いで、“クラウド上で請求書が発行・発送できるツール”と“クラウド上で請求書が受け取れるツール”が32%と、クラウド型管理ツールの重要性が見て取れます

十分なセキュリティ対策

テレワーク実現のためのセキュリティ対策として、VPNを使って安全な通信経路を確保することも一つの方法です。VPNを利用すれば、社外から比較的安全に社内ネットワークに接続でき、既存の独自経理システムも利用できます。

しかし、VPNは安全な通信経路は確保できますが、情報漏洩などの対策が難しいツールでもあります。

VPNの情報漏洩事例について詳しくはこちら

VPNは危険? 情報漏洩事故から見るセキュリティ対策の重要性と手段

VPNは危険? 情報漏洩事故から見るセキュリティ対策の重要性と手段


そこで、情報漏洩等のセキュリティリスクを最小限に抑えてテレワーク環境を構築したい人におすすめなのが、リモートデスクトップソリューションの“Splashtop”です。

Splashtopを利用すれば、自宅などから会社PCを直接操作できるため、重要なデータを社外に持ち出すことなく業務を行えます。もちろん、会社独自の経理システムも出社時と同じように利用可能です。

さらに、Splashtopのリモートデスクトップ接続では、信頼性の高いAWS(Amazon Web Services)、GCP(Google Cloud Platform)のサーバーを使用し、すべての通信で安全性の高い暗号化方式SSL(AES 256)を採用しているため、通信内容の盗聴や改ざんといったセキュリティリスクの心配もありません。

Splashtopなら高度なセキュリティ対策を行いながら、テレワークでも従来通りの経理業務を実現できます。

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まとめ

経理部門にテレワークを導入するハードルは高く、アナログ業務やセキュリティ対策が課題として挙げられます。これらを解決するには、請求書や伝票などのデジタル化や、十分なセキュリティ対策を講じる必要があるでしょう。

そのための手段として、リモートデスクトップソリューションのSplashtopは有効です。ペーパーレス化の促進や経費の削減など、大きなメリットがある経理部門のテレワーク導入の際には、Splashtopの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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